太陽とともに・・・
目覚めのとき、窓越しにこぼれるやわらかなひかり・・・
ひとときの憩いをもたらしてくれる冬の陽だまり・・・
遠く地平線を染めながら波間にきらめく夏の夕陽・・・
わたしたちは、日々、太陽に見守られて暮らしています。
太陽はすべての生命の源です。
風も木も、生物も作物も、みな太陽の恵みなしには存在し得ない、といっても過言ではありません。
太古の昔から、先人たちは自然と歩調をあわせ、太陽や風の力を上手に利用しながら豊かに暮らしてきたのです。
しかしながら、20世紀に入って、わたしたちはは自然との共存を忘れがちとなり、今、地球環境は疲弊し、悲鳴を上げています。
21世紀においては、今一度、わたしたちの暮らし方を見つめ直し、何よりも自然との調和を大切にするとともに、出来る限そのエネルギーを活用する社会システムを創り上げていかなければなりません。
太陽のもたらしてくれるエネルギーには、熱と光があります。
太陽光発電システムエネルギーは光エネルギーを電機に変えるしくみで、小規模ではありますが、地球における電力エネルギーとして様々な活用方法があります。
ここ数年は、地球環境問題への意識の高まり等から個人住宅を中心にかなりのスピードで購入が進んでおり、近畿地域においては、平成11年度までに、住宅用で約5,500件(20,000kw)、産業・公共等用で焼く250箇所(5,700kw)の設備が導入されております。(全国比:約2割)
今後は、地域コミュニティの活性化とともに公共施設や事業所等へのさらなる導入が期待されるところです。
「PVかんさい」は、平成10年9月に発足し、普及啓発事業を中心とした広報活動を通じて、みなさまに太陽光発電につてよりご理解いただくよう努めて参りました。
今般、その一環として、地域における導入促進の一助となることを希い「太陽とともに〜かんさいの太陽光発電システム導入事例集〜」を作成いたしました。
「太陽とともに・・・」では、地方公共団体及び事業者のご担当者様に太陽光発電システムをより身近に感じ、導入をご検討いただきたいとの思いから、近畿地域の導入事例の中から地域・太陽電池の種類・導入形態を勘案して30事例を掲載させていただきました。関係者各方面におかれまして、ご活用いただけましたら幸いです。
なお、近畿地域で導入されている産業・公共等用システムについて、より多くの事例をとりまとめた導入事例集の作成を目指しておりますので、みなさまのお手元に、掲載させていただけますお写真等がございましたら、是非ご提供くださいすようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、「太陽とともに・・・」の作成にあたりましてご協力を賜りました関係者各位に心よりお礼申し上げます。
PVかんさい(関西光発電普及推進委員会)