(1) 地球の温暖化対策等の環境保全対策
太陽光発電システムは発電時に地球温暖化の主要因であるCO2や大気汚染物質の排出がありません。
従って、太陽光発電システムの導入が地球温暖化等の環境保全対策への貢献に結びつきます。
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(2) 省エネルギー・創エネルギー
太陽光発電システムは太陽光をエネルギー源としているため、発電時に燃料を必要とせず、有限である化石燃料の消費を抑制するという点で「省エネルギー」技術です。また、太陽光発電システムを製造する際には燃料(投入エネルギー)を
必要とするが、投入分(エネルギーペイバックタイムは2〜3年)以上のエネルギーを化石燃料なしに創出する「創エネルギー」技術としても評価できます。
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(3) ピークカット効果・節電効果
太陽光発電システムによって発電された電力のうち、設置された施設等で消費しない余剰分は系統連系することで電力会社に売電する(逆潮流ありシステム)ことができます。従ってエネルギー使用の無駄がなく、冷房負荷の大きい夏期昼間などの電力ピークの低減に貢献することができます。
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(4) 防災対策
太陽光さえあれば必要な場所で発電できることから、既存の商用系統が震災などで停止した場合の非常用電源としても有効であり、防災対策に役立ちます。(防災形自立運転機能付き太陽光発電システムの場合)
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(5) その他
太陽光発電システムには、その経済性だけでは判定できない、いくつかの価値があります。
例えば、次のような役割が期待できます。
1. 地球環境に負荷をかけないようなモノづくりが問われる時代の象徴(ISO14000「環境ISO」の取得など)
2. 環境保全対策や防災に資するまちづくりのシンボル
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